2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

そわそわ

ここ数日、家に籠っているのだけれど、オリンピック間近ってことで、なんだか街の空気がそわそわ。 窓から外を見ると、ものすごくオニューの鮮やか色ジャケッツの3人組などが歩いているのが見える。 あれは間違いなくO関係者だ。 そして、やたらデカいホテ…

わたしの仕事

わたしの仕事は、リラックスすることです。 もっと正確に言うと、世界をリラックスすることです。 へえ、そんな仕事があったんだねえ。 そんなやたらにリラックスできそうな仕事はいいねえ、と人は言いますが、 世界の軸のある辺りにいて、 そこに朝から晩ま…

Believe.

こちらの放送局のオリンピックキャンペーンのキャッチフレーズが "Believe"とか言うんだけど、信じるってことは大切なことだ。F犬街の親方もそう言っていた。信じること。それ以外に成功への道はない、と。アートなどという物差しのはっきりしていないことを…

検査室

検査室にはお財布もクレジットカードも持って行けません。 お気に入りのバッグも、たぶん持って行かない方がいいでしょう。 アクセサリーも、香水も、つけてはいけません。 時計も、指輪も外して下さいね。 そして、ドアを押す。 こちらの世界で獲得したもの…

アンテナ伸びる

一週間前くらいからかな。ベランダのミックスサラダ野郎たちの数名から、ひょろひょろと茎が伸びて、菜の花を咲かせる勢い。 春の予感をこの植物軍団はいち早く察知するらしい。あっぱれ。回り回って、7年くらいご無沙汰していた人からメール届く。 人間に…

警備してます

オリンピック村付近にはもう入れない。 ゲートの近くまで用事があって出掛けて、ガードマン100人くらいが集会してるのを目撃。 100人の制服姿の集まりって迫力がある。 何にも悪いことしてないのに、見るだけで捕まりそうなので、なるべく見ないようなフリを…

旅立って行く人

午後、もうすぐVから旅立って行く人と一杯のお茶を飲みました。 お茶はプールの味がして、底に何か溜まっていました。 このカフェは昔「ジ・エンド」とかいう名前だったと言うので、見渡すと確かに終わりらしいものが四隅にうずくまっていました。 Vはやって…

耳グルメ

今夜は耳が喜んでいる。七色の音のつぶつぶが弾けて、デーンと大きいのや、キーンと三角のや、尖ったのや、ザラザラしてるのやら、サワサワひそひそしてるのやら、つるつるして丸いのやら、透明で反射してるのやら、いろんな美味しい音を食べて帰って来たか…

チャリで行く

オリンピックが近いですねえ、きっとそちらは寒いことでしょう、と最近よく言われるのだけれど、実は全然寒くない。 冬期オリンピックが開催される場所、というイメージの中には、雪が降り積もり、池には氷が張っている、というのが当然あるのだろうけれど、…

肉体の勝利

今日はVにロシアのアート集団が来ていて、マルチな演劇? をやるというので、シアターに出掛けた。このグループAKHEとは、プラハで7年前くらいにご一緒したことがあって、その時のイベントというのが3週間くらい現場に朝から晩までいて、その間に一日に何度…

天才じゃなくてよかった。

天才っていいなあ、自分が天才だったらなあ、天才に生まれたかったなあ、などと天才に憧れる人にオススメの映画を観た。 この映画は間違いなく天才を記録した映画である。天才というものがどのようなものであるかが恐るべき迫力で伝わって来る。クラム [DVD]…

誰かが演奏してるみたい

今夜は巨人の手が大変なことになっている。 ずっとパープルだとばかり思っていたのに。 ちらりと見たら、今日はいきなり青だったので、驚いたら、その後、青から黄色への変化を反復。それから今度はネオンサインみたいにちょっとずつ色を変えながら激しく点…

2つの無関係なことの同調

そう言えば、V図書館と随分とご無沙汰している。世間の堅気な人々の忙しさとは比べ物にもならないのだけれど、冬眠から目覚めたことにより、少しずつ忙しさが私の元にも訪れるようになった。 これは喜ぶべきことだと思うのだけれど、本を読む時間と心の余裕…

鎌倉幕府の前に佇む父母

私の父母、その父母、その父母、そのまた父母、そのそのまた父母、関ヶ原の闘いの辺りにいた父母、大化の改新あたりにいた父母、石ころ投げてマンモス獲ってた頃の父母、などのことをずっとずっと考え、そこに連なり、私の中に引き継がれているDNAのことをず…

夜の箱

夜10時。ジャズ。生姜と蜂蜜の入ったルイボスティー。蝋燭の炎。乾燥機の回る音。巨人の手のパープルライト。薬指から吹き出す紫の煙。 あったかい部屋。汗ばむ程に。 贈り物の黄緑色のヒーテックシャツのとっくりが首を優しく包み、贈り物のふかふか靴下が…

近況、らしきもの

近況は、と問われて、ハっとした。毎日毎日が同じように流れて行くだけ。仕事、と自分で名付けた仕事を朝から夕方頃までやったり、やらなかったり、時には深夜まで仕事らしきことをやっていたり、時には突然ソージを始めたり、午後5時になると料理を始めた…

等強とであう

なんだかとても気ぜわしい。まだ一年は始まったばかりだというのに、どうイマジネーションを飛ばしてみても、時間が足りない。年の初めに考えた「やりたいこと」はやたらたくさんあって、それを考えているだけでワクワクして来たのだけれど、実際にその一つ…

ケアパックの中身

日本の友人よりサプライズなケアパックが届き、私の目からは思わず涙が零れた。中には日本人ならばお腹の底、記憶の奥が「きゅう」と鳴って裏側のどこかがシワシワサワサワと波打って、あったかいものが沸き上がって来る、そんな和食材の数々が詰まっていた…

パープル

雨雨雨。まだ道路工事があちこちで続いている。近日開店のバーガーショップなどチラホラ。間にあうのかな、オリンピック。V市巨人の手の爪イルミネーションは、昼間に一瞬点いたり、また消えたりしていたのだが、どうやら現在は夜になると灯っているらしい。…

20歳若返る方法?

すっかり暗くなり、またしとしとと雨が降り続いている窓の外を眺めるともなく眺めて、ギョっとした。 あの、Vに現われた「巨人の手」、実は排水の熱再利用施設の一部だったというあのエコな手の「爪」のところが、ライトアップされているではないか。驚いて…

カイオォォォォォォォー!

深夜にひそかにテレビの前に陣取る。 今日は大一番が控えているので、ちょっとドキドキ、ワクワクする。昔、大相撲ファンのカナダ人に出会った。 彼の力士を見る目はものすごく鋭くて、 その当時彼が「こいつがいい」と指摘していた力士は、白鵬 (その当時…

青い光の謎

今日はちょっと雨が一休み。オリンピック村を見学でもしようというのか、二人連れ、家族連れなんかが村へ続く道を歩いている姿が見える。「村へ続く道」と書いて、この響きなんだかほのぼのとしてるなあ。途中でやぎさんなんかに出遭いそうだなあと思う。別…

つれづれ/米

まだ風邪だ。今日も一日、家に籠って風邪菌が去るのを待つ。風邪って引き始めと引き終わりがあるのが面白いな。面白がっちゃあいけないのだろうけれど、刻々毎日症状が変わって来る。今日は、ぼちぼち風邪もフェードアウトするのかなと思ったのだけれど、「…

鼻の居場所

今日も一日、風邪ひきさんをやっていた。なかなかしつこい風邪だ。濃厚な鼻水が後から後から噴出。喉の痛みはかなり収まったけれど、今度は鼻の擤みすぎか炎症か、息すると鼻の中が奥の方まで乾燥した痛みが走る。寝ると喉の入口あたりがイガイガする。そし…

風邪ひきさん

昨日から、喉の痛み、鼻水、激しいくしゃみ等の風邪ひきさん症状に襲われる。新型・従来型の予防接種もしたし、毎日外から帰ったら手洗いもしてたのになぁ。どこでもらってきたのだろう。数日前に、出先でものすごく激しく咳き込んでいるオヂサンがいて、思…

これぞアメリカン・ムービー!

映画はやたらによく見るのだけれど、腹の底から「すげえ」と言ったきり、開いた口の塞がらないような映画にはなかなか遭遇しない。ちょっと前に映画館で観た『Collapse』の監督Chris Smithが1999年に発表したこの映画、すげえ。American Movie [VHS]出版社/…

混沌を撹拌中

朝から仕事。午後も夕方も仕事。一日中ものをいろいろと考えているのだけれど、丁度今それは何かが生まれて来る前の混沌の状態の中にあって、頭の中を、あの禅庭に模様をつけるようなヤツでかき混ぜているような感じが続いている。どこまでも続く砂丘の中か…

チコクダゾのゾ

午後、親戚より荷物が届く。クリスマスプレゼントのラッピングに包まれている箱をワクワクっと開けると、そこからなんとキョロりとクマちゃん登場。びっくりした。その、あまりの愛らしさに思わず「きゃぁーーー」とか歓声を上げてしまった。クマちゃんのお…

?と!

日本にいたらまだお正月気分なのだろうけれど、Vでは「サンガニチ」なんていう言葉もないし、スーパーなんかも元旦から結構フツウに開いてたりするし、なんとなく休んでいられない雰囲気が漂う。「仕事始め」とか「松の内」なんていう言葉もないので、いつま…

徐々に、一生をかけて、あの透明さへ。

初夢は、よく覚えてない。巨大なウサギが放し飼いにされている牧場みたいなところで、ふさふさの毛をなでなでしたところは覚えてるけど。複雑で抽象的でもしかしたらちょっと哲学っぽい夢だったのだけれど、全体としてはどこかわくわくとした感じのあるポジ…