チャリで行く

オリンピックが近いですねえ、きっとそちらは寒いことでしょう、と最近よく言われるのだけれど、実は全然寒くない。
冬期オリンピックが開催される場所、というイメージの中には、雪が降り積もり、池には氷が張っている、というのが当然あるのだろうけれど、
Vの市街地には一センチ一ミリの積雪もなく、氷の姿も見かけない。
ジャケットは必要だけど、結構普通に外を歩き回れる。ここ数日は陽射しが春。やたら和やかな雰囲気で、思わず散歩なんかにるんるん出掛けたくさえなる。
気温にしたら、むしろ関東の空っ風の吹き込む東京辺りの方が寒いんじゃないだろうか。
間違いなくNの方がVより寒いし、雪も多い。

ここが不思議なのだけれど、Vの市街地には全く雪がないのに、ここから車で30〜40分走って山に登って行くと、そこには雪があるのだ。スノーボード競技なんかはその近場の山であるらしいのだけれど、でもやっぱりちょっと今年は雪不足で、藁を下に敷いて底上げした上にどっかから雪を持って来て、がんばってスロープを作る予定らしい。アルペン競技なんかは、Vから数時間のところにあるウィスラーというスノーリゾートで行われるので、そっちの方は雪がたっぷりあるらしいよ。

市街地で行われる競技はスケートとかアイスホッケーとか、屋内のリンクでできるもの。駐車場が限られているので、競技を観に行く人はなるべく自転車で行くように、というお触れが出てるらしい。チャリで冬期オリンピックを観に行くって、なんかどうもイメージが違うんだけどなぁ。