いつもこの時期になると、思い出す人がいる。 今は遠くに行ってしまった人だけれど、 いつもすぐそこにいる人でもある。 この時期になると、何かが生まれ変わる。 21日かけて、一枚、皮を脱ぐ。 その、脱ぎ方を最後にそっと教えてくれたのが、その人であった…

映画館の割引宵。 パラパラと真ん中へんにちょっとだけ観客。 そしておもむろに黒眼鏡。 そう、３D映画なのだ！とはいえ、３D映画って、それ程好きじゃない。 玉がこっちに飛んで来たり、吹雪がこっちに吹き込んできたり、 楽しいけどさ。なんか、そればっか…

今日、知ったこと。 ブルガリア語でありがとう。ブラゴダリア。と、私には聞こえた。ドネール屋のおじさんに教えてもらった。帰り際におじさんが「アリガトウ」と言ったので、 それで私もおじさんの国の言葉でありがとうと言ってみたくなったのだ。今度は、…

居合の稽古場で、久々に雑巾がけというものをした。 体育館のような場所なので、一辺が長い、長い。 雑巾に両手を乗せて、四つん這いになって、ダダダダっと走る。 バランスが結構難しい。 小学校の掃除の時間には、そんなこと考えなかったけどな。 まあ、あ…

Vに帰ったら、また雨だった。 この季節、どんなに陽気な人でも鬱鬱とするわけで、 そのまま暗闇に滑り落ちないように注意せねばならぬ。 明るい想念を常に持ってないと。 今日も頭の中でマペット達が輪を作って踊ってた。 カラフルで大変陽気な気持ちになる…

晴れた！ S市を離れるというその日になって、ようやく晴れた。 雨が降っている時には、晴れの日がまた来ることなど忘れてしまうくらいにどんよりとするのだけれど、必ずまた晴れるということを証明してくれる今朝の空。うさ国のサンクスギビングデーは必ず木…

本日USA国はサンクスギビングデーという休日。 ほとんどのお店が閉まっていて、開いているレストラン探すのにも苦労した。多くの人は丸焼き七面鳥を囲んで、家族で過ごす日らしい。収穫をお祝いする感謝祭。ようやく開いているレストランを見つけてターキー…

6年振りくらいで、マッサージ受けてみた。 とはいえ、プロのマッサージの経験は過去一度だけ。アーユルベーダ・マッサージとかいうやつで、全身油まみれ、更には巨大な壷から流れ落ちるオイルを額の真ん中に落とす（チャクラでしょうか）というやつで、それ…

今日も雨。フレディは今日も緩やかに泳ぐ。 スタバの本拠地としても有名なS市は、特に海の近くには急な坂道が多い。 雨水が凄まじい勢いで流れていた。 水というものは高いところから低いところに流れるのだなあ、 という 当たり前のことに感心した。これを…

S市も今日は雨だった。 フレディは今日ものんびり泳いでいた。 フレディ、最高。なんたらチャウダー選手権で一等を取ったとかいう濃厚チャウダーを食べて、その上にダンジネスクラブがこれでもかと挟まってるサンドイッチを食べたら、お腹が痛くなった。 何…

ラッコ車が走った！ 久々に！ 向う先はお隣うさ国のS市。イチロー選手で有名なあの街だ！ これから数日、我々はS市で缶詰になる。 ラッコは早速、毛皮のお膝にラップトップを開いて執筆を始めた。 今回の旅は自分で自分を缶詰にするというラッコ企画なのだ。…

この季節になると、家に籠りがちになる人が多い（らしい）。 何しろ、Vの冬は雨が多くて、暗い。 もし夏だけの話をするならば、Vはたぶんパラダイスにかなり近い場所だ。でも、冬はなんというか、さっさと冬眠してしまいたくなる場所なんである。寒いことは…

このごろ、散歩をしていない。 紅葉の美しい頃は過ぎてしまった。 外をウロウロするには寒くなりすぎた。とはいえ、VにはVan Dusenという大きな植物園があって、このところ２年ほど、そこのメンバーになっているので、秋であるうちに一度行きたい、行きたい…

降りました。 初雪です。 今朝、起きた時に、雪の予感がした。 でも、まだ外は、雨だった。空気というか、匂いというか、音というか、 手触りというか、わかるのだ、雪が来る時には。こういう第六感、あるいは第七官というのは、 子供の頃、もしくは生まれる…

いよいよ寒くなってきた。 紅葉を見る心の余裕もないうちに、 チルチル、ハッパ、チル。まっすぐに舗道を歩いていたのだけれど、 こっちに一枚、そして一枚、また一枚、 いいテンポで散るのです、葉。 黄色くて、やたらに大きい、ぎざぎざのない葉。 テンポ…

寒いのです。くっきりと。奇麗に晴れた一日だったから、夜はとりわけ寒くなる。エレベーターに犬二匹がおばさん二人を連れて乗っていた。一匹はおばさんに自分を抱かせた毛の長い目のでかいやつ、もう一匹はおばさんに綱を引かせながらこっちに目配せしたプ…

美しく晴れた。何日振りだろう。光、光、この透明な光！ もうそれだけでスキップだ。それにしても、寒いのだ、晴れの日は。それでも、ついスカート穿いて表に飛び出した。友達との雑談もいつもより言葉が弾み、プールでも水に光が射しているのが奇麗だから、…

フィギュアスケートの大会をテレビで見ていたのだが、アスリートだからなのか、感極まっているからなのか、はたまた外国慣れしているからなのか、選手もコーチも、更にはお客さんも、日本人同士でハグしている姿が何度も映っていた。へえー。ちょっと驚いた…

雨。本格的なVの冬がやってきたらしい。 手袋出さないと。ああ、冷たくて、どこまでも濡れていて。Vの冬よ。 なんて感嘆してると、 ラボが雨漏りした。 古い建物なので、こういうこともある。 バケツを置いたら、ボタ。 ボタ。 ボタ。 ボタ。結構大きい音が…

今日は11.11.11なのだよ。今日の11時11分11秒なんて、11.11.11.11.11.11だ。 何かいいことがありそうだろ？しかも今日はリメンバランスデーという休日。プールに泳ぎに行って、ロッカーも11番。自分でも笑った。☆夜は友達に誘われて、友人宅でのムービーナイ…

スティーブ・ジョブズの座右の書がこれだった、とかいう話を最近聞いて、あ、そういえばうちにもこれ一冊あったと思い出した。Zen in the Art of Archery作者: Eugen Herrigel,Daisetz T. Suzuki出版社/メーカー: Vintage発売日: 1999/01/26メディア: ペーパ…

V市が世界のワースト・ドレッサー・シティーの、堂々第二位に選ばれたとか選ばれないとかっていう噂を割と最近聞いたのだが、これに関しては悲しいかなウンウンと頷くしかなかった。なんでも、堂々二位の理由は、ヨガパンツが多すぎることにあるらしい。そう…

湿って冷たい闇の中、映画館へ。 「え？」 「あ？」 「ひょーえ！」 久々に、度肝を抜かれるヘンな映画観た。The Skin I Live Inアーティスト: Alberto Iglesias出版社/メーカー: Lakeshore Records発売日: 2011/11/29メディア: CDこの商品を含むブログを見…

昨日から「冬時間」になった。 一時間、時間が繰り下がった。 朝の７時が６時になった。 知らなかったので（いつものことだが）待ち合わせ場所に行ったら、 誰もいなかった。時間の隙間を覗き込んだら、銀色の鴨が二羽、南に行こうか、それとももう少しここ…

三橋美智也の唄を聞いていて、 描かれているのが、私がどうしたのこうしたの、 彼氏がどうしたのこうしたの、 などという人間の中にごたごたしている気持ちのことではなくて、 とんびがくるりと回ったり、 城跡に松が生えてたり、 馬の大きな目だったり、 と…

私はスマートフォンを持っていない。 以前は携帯も持ってなかった。 今持ってる携帯は、６年前くらいに買ったやつなので、 画面はやたらに小さくて、本体は空中分解寸前。 キティーちゃんのお遍路さんストラップがついている。 彼女もこの年月、人には言えな…

何か変だなあと思っても、前はそれを口に出しては言わなかった。 ただし、並木道を歩いていても、駅の階段を登っていても、外からはそうは見えなくても、その思いはごおごお渦を巻いて、心は荒れ野。 爆発寸前のところまで圧力上昇。殻には罅が入りはじめて…

久々に映画宵。 Vancouver Asian Film Festivalのオープニング映画を観た。 『Almost Perfect』というアメリカ映画。 この映画祭は、北米で作られたアジアの映画を多くプログラムするのが特徴である。 要するに、監督がアジア系のアメリカ人もしくはカナダ人…

Eメールの受信箱・送信箱の中の整理をしている。 受信箱には700通くらいが未分類のまま入っていて、送信箱ときたら1000通以上のメールが入っていた。これ、葉書や封筒だったら、ものすごい分量だな。昨今、どれだけ気軽に手紙を出し、受け取っているのかが分…

ヨガ教室に行ったら、今日はいつものL女史ではなくて、アメリカのテキサスからやってきたY先生だった。一年に一度か二度、L女史はインドにヨガ修業に出掛けるのだけれど、その間に代わりの先生としてやってくるのがこのY先生。物腰柔らかな長身のおじさん。…