永遠のゲラゲラ

ごく近しい数人が集まって、
お別れというのだからやたら湿っぽい雰囲気にでもなるのだろうか、
と思っていたら、
終始みな、ゲラゲラと笑ってばかりいた。
酒すらなくて。
なんと幸せだろう。
涙ではなくて、笑いで別れることができるのだから。
ぽっかりと温かな浮遊感に包まれた、美しい宵。
永遠のゲラゲラ。