かたたたきけんの残り

Vも今日は母の日であるという。そうか、母の日というのは、国際的な行事なのかァ、と調べてみたら、そうであって、どうやら日本はアメリカの母の日の日程と合わせたらしい。こちらC国もお隣だからなのかどうなのか知らないけれど、日本と同じ日だ。いつもは日曜日はお休みの花屋さんも今日は特別営業。やっぱりカーネーションなのだろうか。たぶんそうだと思うけど、最終確認のために入ってみればよかった。

夕方、とても安い不思議な中華料理店(なのになぜかスパゲティーボロネーゼだとかサンドイッチだとかがある。ハワイ式のカフェらしい)に入って、やたらお腹が空いていたのでやたらに安い揚げ豆腐入り野菜炒めなどというものを大量に運ばれて来た細長い米の御飯に掛けて貪っていたら、あちらのテーブルではお母さんを囲んだ家族連れが「母の日スペシャル」なるものを食していた。運ばれて来たのはパッカリまっ二つに割られた伊勢エビ(ロブスターってやつだ)の上に大量のチーズを乗せて焼いたようなやつだった。母の日スペシャルはその他にもいくつかの品が運ばれて2000円くらい。ロブスター付きで2000円って安いんじゃないかな。思わず注文しそうになってしまったよ。でも、お母さんを囲んでテーブルに座っていたのは、子供3人だけだったような。2000円分、ブタの貯金箱に入ってたかな。

私があのくらいの歳だった時には、「かたたたきけん」と「おてつだいけん」を母の日の度に多発行してた。でも、お母さんは、なぜかそれを使い切ることはなかったのだよ。

先日、S市の動物園で赤ん坊を抱いての重さがまだ新鮮なので、本日の母の日は、いつもに増して「おかあさん、ありがとう」と言いたくなる。お母さんというのは、ものすごく偉いものだ。そして、ものすごい腕力がある超人的生物なのだ。

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