心意気だぜ、人生は。

ヨガ教室に行く。すっかり春となり、花はもう散り、道には土ぼこりが立っている。
淡々と、淡々と、坦々と、過ぎて行く。時間。
バスが通過、人が乗り、人が降りる。これまた当然の風景。
通り道に日本料理店があるのだけれど、ここはいつも空いている。
前に入った事があるけれど、あんまり悲しい料理を食べされたので、その後行ったことがない。
日本人の経営者だという噂なのだけれど、一体どういうことなのだろうか。あんな悲しいものを日本食だなどと言って商売するというのは。
一生懸命やってそこまで、ならば許されもするだろうけれど、旅の恥はかきすて的な確信犯のような気がして嫌だ。
日本だったら、一日たりとも商売が成り立たないような店は、やはり世界のどこにあっても商売が成り立っては本来いけないのじゃないかな。
心意気として。心意気だけは、地の果てまでも、持って行く、ぞ。

☆ 主なき手袋花を受け止めし