春のトリップトリップトリップ

天気のいい土曜日。ラッコ車で買い物に出掛ける。途中の公園で持参のサンドイッチを広げて、にわかピクニック。風がまだ冷たくてすぐ退散。茶色のフカフカの犬通過。Vで何が楽しいって、犬見物ほど楽しいものはない。今日もとびきりの犬達と何度もすれ違った。特に三毛犬と茶系の犬が好き。黒い犬は顔の表情がよく見えないのでちょっと残念だ。

今日の収穫物はイタリア訛りのおばさんがいるお店のエクストラ・バージン・オリーブオイル巨大缶。そしてそのお店で買った、よくわからないイタリアの清涼飲料水。一つは、飲んでみたらラムネかサイダーみたいな味で、もう一つはノン・アルコールの食前飲料だそうで、小さい瓶に入った琥珀色の液体はちょっと苦くて甘くてハーブの香りがした。イケる。そんな飲物を合間に挟んでいたせいか、普通のサンドイッチがなんだか伊太利亜のサンドイッチに化け、白いものを上の方に乗せて遠く聳えているVの山々が、アルプス山脈みたいに思えて来た。ほんの5秒くらいだけだけどね。これぞトリップ。トリップって変な言葉だな。トリップ、トリップ、トリップ、トリップ、繰り返してると、言葉なんだかなんなんだか、意味なんだかなんなんだか、よく分からない時間の中に入っていって、なんだかそれだけでトリップするぞ。

☆ サイダーで 独りっきりの 花見かな