呼吸の自覚

今日も、鼻水が止まらない。
話そうとすると、鼻が詰まり、
本を読もうとすると、鼻が詰まる。
この上なく鬱陶しい。
鼻をかむのにも飽きてきた。
かみすぎて、鼻の奥も鼻の下も、そこら中が痛い。

鼻を啜り上げるのにも疲れた。
鼻が詰まっているので、つい口が開く。
パクパクと、魚風の呼吸。
これがまた、案外と疲れる。
鼻というものがいかに重要な器官であるか、そして、
呼吸という行為を自然にやることがいかに有り難いことであるかを実感する。

もうすっかり秋の空気になった。
夕暮れ近くになると、寒い。
ベランダの植物は育つだけ育って、実る前にこの寒さで当惑している。
まだ、トマトも青い。と思っていたら、一つ二つ、赤くなった。

☆ トマトの実色づき初めし朝の風