蟹への道

知人夫妻とDim Sumに行ったところから、本日の食は始まった。
飲茶(点心)というやつだ。
このお店はVに多々あるDim Sum店の中でも有名で、カートに乗った点心が四方八方から攻めて来る場所。
と思ったのだけれど、平日の朝のせいか、今日はカートがなかった。
メニューで普通に注文。
カート責めがないのは寂しいけれど、頼んでから作って出て来るので新鮮。カートに乗って来るやつよりも美味しかった。
豚肉海老シュウマイだの、肉まんだのをちまちまと(いや、それでもテーブルに乗り切れないくらい注文したのだけれど)食べている私たちのテーブルの周りには、豪華料理を派手に注文している人々がいっぱい。中でも凄かったのが、巨大蟹一匹もんの料理。
ウエイターさんが、向うの水槽から一匹取り出して、水が滴るは、足が動くはってのをお客さんのテーブルまで運んで「これでいい?」なんて見せてから厨房へ。この蟹がでかいのでかくないのって。
いくらなんだろう? と気になったけれど、メニューには蟹のことが書いてなかった。
時価? 
それとも中国語でどこかに書いてあるんだろうか。
通じゃない私には、蟹への道はまだまだ遠そうだ。

オリンピック選手村付近散歩。
カナダギースの親子目撃。ちっこいのが4、5匹くっついて泳いでた。

スタンレー公園に行って、しばし海辺の散歩。
天気が良くて、フリスビーしてる人、犬、靴下のまま走り回ってる子供などなど。
Vの夏はもうそこまで来ている。
満ちて来た春の光が、目を開けていられないくらいにきらきらと踊っていた。

夜、夏が来る前に見ないとね、というわけでこちらの映画。

鏡 [DVD]

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別に映画の裏の注意書きに「夏に見てはいけない」と書いてあるわけではないのだけれど、この映画には季節がある。外でビーチバレーなんかやってるような時には、どうも見る気になれない。夏がまだ来ない、トクトクと移り変わる密やかな春の夜には、合う。
でも。やっぱり映画館で、闇の中で、見たいなあ。

☆ 夏めきて犬と子供の空を飛ぶ