一息

久しぶりの休日。完全な休日ではなかったけれど、9割くらい休日。
これまた随分と久しぶりにゆっくりと料理して、楽しかった。
作品を作っている時は、日常の裂け目のようなところに入り込んでいるので、
それを終えて、普通に洗濯したり、掃除したり、心行くまで掃除したりするということが、改めて幸せだったりもする。

〆切を抱えて寝ても覚めても頭が宇宙の果てを旅しているような時も、苦しいながらもそれはそれで楽しいのだけれど、やっぱり精神を張りつめているという意味でキツい。

掃除に〆切もご褒美もないのだけれど、だからこそ、今ここの時間を生きているという感じがトクトクと沸いて来る。

これは、やっぱりご褒美なのだ。張りつめた時間を真面目に通り抜け、途中で諦めなかったことへの。遠く果てしない場所から、無事戻って来れてよかった。
しばし、こんな時間をぼんやり楽しむつもり。

☆ 一仕事終えたる朝の五月かな