ああ、人間でよかった

昨日から朝イチでこんな本を読んでいる。
起きてすぐに、ちょっと運動しながら読むんである。

名人は危うきに遊ぶ (新潮文庫)

名人は危うきに遊ぶ (新潮文庫)

とても、とても、美味しい本だ。

この中の短い随筆の一つを読むと、脳と感情が目覚める。

深く、遠く。

文字というよりは、薫り。

頁というよりは、陰翳。

ああ人間でよかった、と思う朝が来る。
(それは同時に、ああ、自然、でよかった、ということでもある)

☆ 喧噪は黒囀は透き通る