話せましぇん?

最近、身の回りに「これから日本に行く!」というカナダ人が増えて来た。
まだ旅行の計画ができてない人でも「一度行ってみたい国」「次の旅行は絶対、日本」なんて声があっちからこっちから。
そして、前に日本旅行をしたことがある人は、必ず「よかった」という。しかも、遠い目をしながら、しみじみと言うのである。甘い溜息付きで。すかさず、彼らは付け加えもする。「また行きたい」と。

日本は、世界目線で見ても、人気がある国だ。
Yokoso! Japan運動は、結構うまくいってるのかもしれないし、日本の底力、日本人のホスピタリティーの高さは未だ揺るぎないということなのかも知れない。唯一、外国人を躊躇・混乱させるのが、日本では英語が通じないんじゃないか、という点。日本人が英語を話さないことは、国際的にも有名なのだ。実際に日本旅行した外国人に聞いてみると、「やっぱりあまり話さない」という声がある一方で、「結構話せるのに、話さない」という意見も多い。いざとなったら結構イケるのに、最初はみな「話せましぇ〜ん」という態度を取るのが謎らしい。

日本人と二人っきりになったら、結構英語で会話が弾み、ボキャブラリーの(意外な)豊富さに驚いた、という証言もあった。

恥ずかしいのかな、日本人。この不可思議な英語コンプレックスの来歴、興味あるな。

☆ 三月の道遠くまで晴れており