パトロン一号

このごろ、日曜日がアっと言う間に終る。忙しいのはでも、ありがたいことだなあ。日曜日も土曜日も火曜日も木曜日もなかった昔がほんのりと懐かしくもあるけれど。

日本の友達がこんな本を送ってくれた。

クリエイターのためのアートマネジメント―常識と法律

クリエイターのためのアートマネジメント―常識と法律

この友人は、昔、私のために毎月宝くじを買ってくれていたという、ちょっと変わったステキな人だ。宝くじがもし当ったら、それを私のアーティスト活動に寄贈(あるいは投資)してくれるというのが、この毎月宝くじを買うというプロジェクトの目的だった。宝くじは、たぶん数年に渡って買い続けられたのだが、確か一回くらい数百円が当たり、それはまた次の宝くじへと再投資されたんだったと思う。結局、一億円が当ったりということはなかったのだけれど、F犬街で大きな規模の作品を作っていて、助成金が入って来るまでの中継ぎとして、この友人から制作費を貸してもらったりしたこともあった。なんと有り難いことよ。

その時は、気づかなかったのだが、この友人は私のパトロン第一号なのかもしれない。

まあ、「ひ、ひょっとして、パ、パトロン第一号なの?」などと素っ頓狂な声で尋ねたりすれば、「へへへ、違う、違う」と笑ってスルーされそうだが。

お隣「うさ国」などには、特定のアーティストに個人が投資することができるようなシステムができてたりするんだそうだ。このアーティストいいな、がんばれ、と思った時に、ちょこっとその人に投資したりするってわけ。そのお金がその人物のサクセスの後に戻って来るのかどうかは知らない。ちょっと調べてみよう、この「うさ国芸術家支援システム」。

本の中には、いろいろと勉強になることが書いてあったぞ。
マネジメントだの、契約書だのってのが苦手なので、へえ、へえ、へええなんて思いながら、読み進んだのでした。これでいよいよバッチリ、かな? 
感謝。

☆ 青空に故郷は雪の報を聞く