先延ばしにする心

あっと言う間に一月もこんなに末だ。なんとなく日々忙しいのだけれど、肝心の仕事は進まない。ついこの前、知り合いと「もう一年の24分の1が終ってしまいましたね」などと話していたのだが、今や12分の1の終りに限りなく近づいている。一年って、考えてみると、本当に短いな。

昔から、いくつもの事柄を同時進行させるのが好きで、今も仕事は複数のプロジェクトをあっちをやったりこっちをやったり、習い事も複数やっているし、やらなきゃいけないことは毎日だいたい7つくらい並行している。そういう脳味噌にできているのだ、とずっと信じていたし、前はそれで結構、効率も悪くなかった。でも、このごろはマルチタスクなんて呼ぶよりも、頭が四方八方に拡散して、半分くらい行方不明になっていると言った方がよさそうな事も多くて、いつも何かがやり残されている。

しかも、やり残されてるのは、一番やらなきゃいけないことだったりする。どうでもいいことはすぐにやり終るのに。そして、どうでもいいこと3つくらいをやり終ると、一日が終っているのである。このパターンを毎日繰り返していると、どうでもいいことをたくさんやって、一番やらなくてはいけないことをやらずに人生が終ってしまうだろう。そんなことでいいのだろうか。いいわけがない。

一番大切なことを先延ばしにする心と、いよいよおさらばせねば。
おさらばできたら、すごいな。
ぜひ、おさらばしたい。
今度から、寿司のトロは最後に残さずに、最初に食べるぞ。
その辺から性格改革。

☆ 一月の二十日過ぎたる焦りかな