音楽の力

晴れた!
これを逃すと、年末まで晴れの日はあと一日あるかないかの予報なので、久々にカメラを持って出動!

奇麗に晴れていて、朝方は陽の光が強いようでもあったのだけれど、お昼頃には、もう陽が傾き始めている。お昼には陽は天頂にありそうなものなのに、変だな、変。太陽の位置は、ええっと、南東。太陽って、どっちから昇って、どっちに沈むんだっけ。このような単純なことが、何故か子供の頃からずっと覚えられない。で、いつもここで天才バカボンの歌を歌う。西から昇ったお日様は、東にしぃずぅむぅ〜。これでいいのだー、とバカボンのパパが言った→ということは→その逆が世界の常識であるはずだから→えっと、えっと、お日様は東から昇って、西に沈む、が正解。ハジメちゃんに笑われそうだけど、いつもこの手順を踏まないと、太陽がどちらから昇るのか、思い出せない。

今日もまたバカボンの手助けにより、太陽が東から昇るということを思い出し、ああそうか、南東に太陽があるということは、これは日が傾いているのではなくて、まだ昇り切っていないのかも知れない、なんて考えながら写真を撮っていたんだけど、やっぱりそのまま太陽はどんどん低くなっていって、2時過ぎには光が薄く、センチメンタルに透き通って、夕方の気配が忍び寄って来た。誰もいない公園で、ぽつんとした時間を、何枚か撮影して、本日は終了。

報告:水辺でカメラを構えようとしていたら、4、5メートル離れたところからこっちを見ている頭発見。もちろん、アイツだ! そう、アザラシのぬるり頭。目が合って、「あ、」とシャッター押そうとしたら、向うも「あ、」みたいな風情でするり潜って消えた。その後、待つも出現なし。

夜、友人の出演するクリスマスコンサートに出掛けた。
マチュアバンドなので、テンポも音程も、あちこちドキドキ、ハラハラ、スリル満点ではあったのだけれど、それでも音楽の力は確かにそこにあって、音楽の中でうねうねしている誰かの感情や、それを聞いているうちにトクトクしてくる自分の感情のというものの不思議を思いながら、名曲のあれこれを楽しんだ。

16年前の冬の日にも、やっぱり最後まで寄り添ってくれたのは音楽だった。
また、音楽を奏でてみたくなったよ。

☆ 冬の日のフォトや不在の写り込み