すんごく寒い

今年の冬のVは、ものすごく寒いんだそうだ。
へえ、そうなの、なんて言ってるうちに、
もう、ものすごく寒くなってきた。
Vに来て以来、こんなに寒かったことはないというくらい寒い。
今日も、たぶん日中でもマイナス五度くらい。
外に出ると、道路がうっすら凍っていて、
コートを着てズボンの下にはレギンズすら履いて、首にはマフラーのぐるぐる巻き。
それでも、外に出た途端に、冷気が骨まで撫でた。
ガツン、って音が聞こえるくらいに冷たい空気が頬にぶつかる。
体が一瞬のうちに今までとは別のモードへと切り替わった。
北の体。
きゅっと締まって、くっきりとした輪郭ができる。

雨降りの寒さは苦手なのだけれど、
このくらいくっきり寒く凍る感じは、意外と好きだったりする。
体の調子も、このくらいきりりと寒い方が良かったりするので不思議だ。

明日はもっと寒いらしい。
息すると、肺の中まで冷たくなる。
帽子と手袋、そろそろ必携。

警察署の前で、ジャージ姿のサンタ目撃。
出て行くのか、入って行くのか、どっちにせよ、なんかアヤしい。
とはいえ、初サンタであることには間違いない。今年も暮れてゆく。

☆ 十一月のサンタ目線の定まらず