何を食べましょう?

余りに足が冷えるので、何か変えた方がいいのかなと思って、ここ数週間、食べるものをちょっと変えてみた。玄米菜食の真似事みたいな感じ。効果は。あるような、ないような。実はあまりよく分からなかった。

良かったのは、Vに来てからますます食べることが少なくなった小豆や黒豆なんかと再会したこと。ごぼうやれんこんなど、根菜と仲良くなったこと。レシピに従って、こうした食材を時間をかけて調理してできたのは、子供の頃、炬燵の上に登場したおばあちゃんのお惣菜そのものの色と艶。美味しかった。

更に、よかったことの一つとしては、梅干しデビュー。体にいいのかどうかは別として、世界から嫌いなものが一つ減るというのは、なんかホっとする。

というわけで、こうしたものはこれからも折々食べていくと思うのだが、私はやっぱりそれに加えて肉や魚、卵なんかも食べるだろう。巨大ステーキを食べたいとは思わないけれど、美味しいと感じる量を、丁寧に、全体のバランスを取りながら、食べるだろう。厳密な玄米菜食は、自分の体にはどうも向いていないみたいだ。燃料不足の感がある。体を温めるために塩をたくさん取るという考え方も、逆に体を傷めたりはしないのだろうかとちょっと心配。極端にやりすぎず、時々ならいいのかもしれないし。やはり、何事もほどほどというのが良さそうな気がする。

腹八分目。ジャンクフードは食べない。豆や根っこもいろいろ食べる。いろんなものをバランス良く食べる。とまあ、こんなところかな。あんまり神経質にならずに、楽しいのがいい。目指すはおばあちゃんの食卓。旬のものが美味しく、バランス良く並ぶ、色とりどりの宴。野菜も魚も肉も、笑いながらダンスしていたよ。

さて。実は、冷え対策に一番効果があるらしいのが、運動である。
毎日30分が取りあえずの目標。歩く時もあるし、少し走る時もある。
食べておいて、燃やす。
人間の体って、なんだか乗り物みたいだなあ。
時々走らせてあげないと、滑りが悪くなるなんて、レトロなイタ車みたいだ。
今日も、ちょっと素敵に転がしてあげよう。

☆ 遅れたる栗鼠雪原を右左