考えるヒント
雨降り。遠くまで電車とバスに乗って、およばれしてきた。
人のエネルギーというのは、すごい。
楽しくおしゃべりをしている時間には、
雨の憂鬱は絶対に入り込めない。
人は一人では生きていけません、なんてよく言うけれど、
あれは本当だと思う。
一人では、エネルギーが決定的に足りなくなる時があるのだ。
一方で、
人生とは孤独である、なんていう言葉もよく聞く。
ただし、この孤独を何と見るのか。
一人でいることが孤独なのか、
皆と一緒でもやっぱり孤独なのか、
本を読んでいる時にも、音楽を聞いている時にも孤独なのか。
まあ、人間というのは、一人一人が人間という姿で個別に存在しているわけで、
誰かと一緒にいたいと思っても、
二つあったものが一つになって、新しい個体が出来上がるわけではなくて、
(もし、この仕組みだったらすごいな。カップルは融合して一人になるという。人口問題が解決するぞ)
やっぱり、どうがんばっても、まだ二つだ。
そういう風に分かれちゃってるので、
結局は独り、という考え方が出る。
それとは、別に直接何の関係もないのだけれど、
本屋さんでこの前こんな本を買って来た。
- 作者: 小林秀雄
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/08/03
- メディア: 文庫
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なんだか、考えてみたいような気分になったのだ。秋だからかな。
そして、考えるヒントが欲しくなったのだ。
禅の公案みたいな、そういうヒントが。
☆ 考えるヒントはいずこ鰯雲