九月
九月最初の日は、また夏が戻ったような暑さだった。外の陽射しが強くて、UV
の矢↓が気になる。それでも、この暑さが盛夏のそれではないことは、いろんなところから読みとれる。
日向は暑くても、日陰に入ると全く完全に涼しい。行き交う人は長袖と半袖の人が混じっている。つい久しぶりに、V図書館へ足が向く。夕食をオーブンで作る気になる。
そして、ぱあっとだけしていたものが、落下を始め、それが地上か私の見えないドアに届いた辺りで内側へと浸透してゆき、どこかしっとり、ひっそりしたものへと変換される。一つの言葉で言うのならば、さびしさ、というようなものが透明な形で空気を染めている。秋が来た。まだ、とてもとてもさびしくはないけれど、目をつぶると微かに感じるくらいのさびしさが、九月一日。これから、緩やかに季節は降下してゆく。
ついつい、図書館でこんな本を借りてしまった。
- 作者: 丹野達弥,大場敏郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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☆ 小津を観る心になりて九月かな