もうすっかり秋の面持ち。涼しくて、靴下履いた。
ベランダのプチトマトは収穫の時期を迎え、普通のトマトのうちの一本は実が大きく赤くなりはじめ、もう一本は今年は実をつけないと決めたのか、花ばかり咲いて、涼しくなったらまたやたらに背が伸びた。もう私の背丈ほどもある。

このトマトの薮に惹き付けられているのか、家の中にやたらに蠅が入って来る。今日は気がついたらゾっとするくらいの数の蠅があちこちに張り付いていて、箒をさかさに振りかざして、必死に外に出そうと奮闘。かなりの数が空に飛んで行ったけれど、それもまだ2匹くらい家の天井に張り付いたりしている。

なんで家の中がいいの? たぶん、それは外がもう秋の温度になっているから。外に出した蠅も、ガラス窓の外側に張り付いて、じっとしている。動くと体力消耗するんですぜ、って感じで。Vには蚊がほとんどいないので、この季節に日本なら出るであろう初秋の弱った蚊には出くわさないのだけれど、蠅すらもうすっかり弱っている。この蠅の弱気な行動からして、オフィシャルに秋到来と宣言してしまってもいいかもしれない。

夕方、長い散歩に出た。最近自転車にばかり乗っていたので、歩く感触は新鮮だった。帰り道、ちょっと太った月が雲に隠れて透き通って光っていた。

朝顔日記:66日目:真ん中から出て来たのは、葉っぱじゃない?!

☆ 弱き蠅詩集の裏に隠れけり