選ぶということ

一日中、ラボに籠って過ごす。決めることがたくさんあって、頭が痛い。何かを作るということは、細かい決定の連続なのだ。何を入れて、何を除くか。選択肢は無限にあるので、この決定は小さいようで、一つ一つがすごく大きい。

一つ選ぶと、その前にまた無数の選択肢が広がる。でもそれは、一歩前には戻れない世界に一歩ずつ入っていくことでもある。あれでなくて、これ。そうやって、少しずつ道が見えて来る。

もともと、レストランのメニューでも、休日の過ごし方でも、Tシャツの色でも、選ぶのがとても苦手だから、この選択肢との闘いは結構疲れる。時間が過ぎて行くと、自分で選ばなくても自然に決まって行く(もうそれしか選択肢がなくなってしまう)ということもあるのだけれど、これは悲しい。どろどろに疲れても、チクチク痛んでも、自分でそれを選んだというものを残して行きたい。

朝顔日記:8日目:水やり。双葉が開きました。四角っぽくて、変なかたち。

☆ 梅雨晴れの三本道や真中ゆく