巨大な頭
朝方、いつものモールに朝食を食べに出掛けた。曇り空で寒い。もう6月も20日なのにね。カーディガン2枚重ね着で出たのだけれど、夏ぶってスカートなんか履いていたために、寒くて途中で後悔した。それでも街中にはフリップフロップのYYを履いた人がたくさんいて、それから今年の流行はどうやら足と胴体のぎりぎりの部分に横線一本履いてるみたいなぎりぎりショートパンツ。オヂサンでもないのに、私の目はどうしてもその際どいラインに吸い寄せられてしまう。夏です。でも寒いよ、その足。
モールのある駅の隣り駅の辺りに、何やらアートらしきものがあるというので、寒いのだけれど無理をして歩いて行ってみた。遠くから見た時には口をあんぐり開けた怪獣みたいに見えたのだけれど、近くに行ってみたら、逆さになった巨大頭部であった。
というと、とてもグロテスクなのだけれど、顔の感じはギリシア彫刻もしくはルネッサンス絵画のような雰囲気なので、それほど怖くない。いや、やっぱり結構怖い。高さ5メートルくらいの頭が三つ。そのどれもが逆さもしくは横になっている。これが、電車の高架橋の下にどんどんどん、と三つ。どうやって持って来たんだろうか(どうやらつなぎ目があるらしいので、現場で組み立てたのかも)。フと、アンゲロプロスの映画の中の巨大な頭を思いだした。
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寒い中を歩き回って帰って来たら、急速な睡魔に襲われた。寝るということの温かさ、寝床がそこにあるということの幸せの中で惰眠を貪った。
朝顔の観察:三日目:水やり。変化なし。
☆ 五月雨にホットパンツの境かな