シュワッチ!

今や日曜日の朝の定番となった、モールのカフェにラッコと出掛ける。
毎週何がしか催し物が行われているのだけれど、今日は「チルドレンズ・フェスティバル」の前夜祭とやらだった。このフェスティバルの本番は週明けから別の場所で始まるらしいのだけれど、その宣伝も兼ねた催しで、一輪車の人とか、中国雑技団みたいな人だとか、ミュージカルをやるらしいお姉さん二人組だとかが次々と芸を披露してた。

私は、捻くれものだからなのか、それとも意地悪だからなのか、未だに子供らしくない子供だからなのか(それなら普通に大人なのじゃないか、と思うかもしれないけれど、なんだか二周りくらい捩じれて大人でもないみたいだ)、「子供向けの」という枕詞がついた催しをどうも信用してない。ジョグラーに一輪車。赤鼻ピエロに手品。子供だから、ギャグも分かりやすく、思いっきりありがちな展開で、できるだけいかにもな既存のイメージで...、みたいなのがどうも駄目なのだ。ひょっとして「子供騙し」が混ざり込んでいるかもしれない。そうやって、大人は適当にお茶を濁そうとしてるんじゃないか、と私の中の捻くれ少女がぐっと睨むのだ。

子供達はでも、無邪気に喜んでいるようでもあるし、ただ雑踏の中でぼんやりしているようでもある。意外と「あー、また子供騙しか」なんて醒めてる子もいるのかもしれない。そういう捻くれた子供に思いっきりチャレンジする子供劇場(あ、やっぱり私も子供とつけてしまった)を作ってみたいな、などと密かに思ったりした。

その一方で、でも、ああこれ日本だったら仮面ライダーかレンジャー系が出てるとこだよな、とウルトラマンvs怪獣ショーを見たいと思っている自分がいるのにも気づいて、笑ってしまった。シュワッチ。

☆ 祭りには近づかぬ子の世界かな