赤い背の小さな本

今日もまた、淡々と一日。最近のお気に入りは一日30分のウォーキング也。とはいえ、道端を歩くと自動車がブーブー言うので、コンドミニウムの一室に備え付けられている機械の上に乗る。こういう時には、人間って阿呆らしい動物だなあと思うのだけれど、今日は昼間からそういう阿呆らしい人間が運動室に3人も集まっていた。お姉ちゃんはバーベルを上げてるし、おっさんは自転車を漕いでいた。更に輪を掛けて阿呆らしいのは、自転車だの、走るベルトだのの前にはTVのモニターがついてることだ。とっても阿呆らしいけれど、やはりとりあえずスイッチを入れてしまう。

どんなTV番組が運動に向いているか、ということで毎回チャンネルを変えてみる。料理番組、スポーツ、政治ニュース、劇映画、などなど。今までで一番ノったのは、スノボのハーフパイプ大会の中継と、ダンスの競争をする番組。但し、ダンスは自分が歩いている速度とビートが合わないと、気持ち悪い。

ずっと前から気になっていた本を翻訳しはじめた。もう10年以上も前に図書館で見つけて、でもその頃は、どうにも難しすぎてうまく読めなかったような本だ。10年経ってまた出会ってみると、なかなか味わい深く、遠い昔に見かけたけど声を掛けそびれた人と、ようやく再び出会って話ができたような楽しさがある。半年くらいかけて、丁寧に訳してみるつもり。また楽しみが増えた。

☆ 読まざりし本見つけたり春の夜