変わらないことの価値
ヨガに行ったら、先生が途中で、
「皆さん知ってると思いますけど、アイアンガーの一番有名な本『Light on Yoga』の中に・・・」
とか説明をし始めた。
この「アイアンガー・ヨガ」というのをやりはじめて、もう5,6年になるのだけれど、不真面目な生徒なので、本を読んでみようなんて思ったこともなかった。アイアンガー・ヨガっていうのは、このヨガを創始したB.K.S.Iyenger師の名前からきてるわけ。
Light on Yoga: The Bible of Modern Yoga...
- 作者: B.K.S. Iyengar
- 出版社/メーカー: Schocken
- 発売日: 1995/01/03
- メディア: ペーパーバック
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和訳も出ている。
- 作者: B.K.S.アイアンガー,沖正弘,後藤南海雄,玉木瑞枝
- 出版社/メーカー: 白揚社
- 発売日: 2011/03/10
- メディア: 単行本
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5年間、毎週一回ヨガをやってきたのだけれど、体にはそれ程の変化は感じられない。先生は、良くなったと言うけれど、いまだに前屈しても手が地面に届かないし、足の後ろ側の筋はバリバリだし。
でも、人間の体というものは、頭が考えているよりもずっと賢いということは、じわじわと染み込むように分かってきた。体の方が頭よりもずっと健全だったりもする。悩んでいても、腹は減る。元気を偽っても、筋は捩れる。
5,6年やって、あまり何も変わらないというのは、いいことなのかもしれない。何もやってなかったら、衰えていたかもしれないのだから。毎日、ほんのちょっとの積み重ねで、10年後、20年後には全く別の自分がそこにいるだろう。
これ、毎週一回じゃなくて、毎日やったらかなりいいだろうな。
6年目にして本を読んでみるとしますか。