すべすべの音

あまりに天気が良くて、はっきりとUVの↓が見えた。
明るいなんてものではなくて、世界がやたらにもう眩しくて、目も開けていられない。

一日、音と格闘。

今もぐるぐる音が頭の中を回っている。
右目の端っこがヒクヒクするのだけれど、そんなのを構っている時間さえない。

明日も一日、音と格闘するだろう。
格闘が、もう少し経つと、音との道行きになる。
まだ、苦痛の方が楽しさより少し多い。
いい音を世に出現させるのは、随分と手間のかかる作業なのだ。
ざらざらの木の肌をつるつるにするために丁寧にヤスリをかけるような具合で、
頭で考えていることの10倍か、ひょっとすると100倍くらい時間がかかる。
そして、面倒臭いことであるけれども、時間をかけることなくして、つるつるすべすべの素敵な音は出来上がらないのである。

時間がないと、つい工程を急ぐけれど、こればっかりはズルができない。丁寧にやらないと、すぐにバレる。音の端々がザラザラだったり、トゲトゲだったり、闇鍋の中身みたいだったりと、どうにもすっきりしないからだ。

明日も一日、精出して磨くのみ。

☆ 犬の尾の高く揺れたり夏近し