寅さんとタイツの穴

今日も晴れ。今年も3日にもなると、もう随分今年を楽しんだような気分。何をしているというわけでもないのだけれど、元旦が既に遠い昔のように思える。
ということは。今年は猛速で時間が進んでいるか、私が超高速で飛んでいるか、時間の肌理が増えたか、引き延ばされたか、なにかそのようなことが発生している可能性あり。でもまあ、正月3日のはずがもう15日、とかってのとは違うから、よしとしよう。この感じで行くと、一年が終る頃には十年が終ったような感慨に辿り着くはず。ほんとかな。その分年取るのは、やだな。

映画三題。
さっき、何気なくテレビのチャンネルを変えたら、日本人俳優らしき人が英語喋ってる映画が映った。途中から映画を観るのは嫌いなので、題名だけ確認してものの1分くらいでチャンネルを変えた。なので、面白いのかどうなのか不明。しかし、1分鑑賞で自分好みかどうかは分かってしまう特技があるので、たぶんこの映画を観ることは二度とあるまい。やってたのは、こちら。

後で気づいたのだけれど、英語を喋ってた日本人俳優は、去年ドラッグで逮捕されて世間を騒がせていた人物その人であった。日本では彼の出演部分をカットして映画を公開したらしいけど、こっちでは無修正。海外にいると、このように日本では見られないものに出くわすことが時々ある。そう言えば、かの大島渚の『愛のコリーダ』を無修正で見たのはF犬街での出来事であった。普通にその辺のビデオ屋で借りて見た。でも、あまりに強烈で、見終わった後に目が充血しまくっていた。

と、お正月から生臭い話になってしまったので、もちょっと奇麗な話題。
と思ったけど、こっちもちょっとドロドロしてる。

こちらの映画マニアの知り合いの情報によると、今Vでも公開されてる『ブラック・スワン』という映画は日本のアニメ映画の今敏監督の『PERFECT BLUE』っていう映画に極似してるんだって。『ブラック...』のダーレン・アロノフスキー監督がリメイク権を買ったとか買わないとか、いろいろと噂になってるそうだ。

その問題はともかく、その知人によれば、この映画イチオシだってさ。

BLACK SWAN

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PERFECT BLUE [DVD]

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正月早々、話題がいろいろドロドロしてしまったので、最後は爽やかに。
昨日、テレビでこれやってて、明るく観た。

釣りバカ日誌 20 ファイナル [DVD]

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中学生くらいの時に、松竹歌劇団(SKD)のお正月公演になぜか連れて行ってもらい、華やかなミュージカル&レビューの後に『男はつらいよ』の上映があって、踊り子さんの網タイツが破れていたことと一緒に映画のことを今でもよく覚えている。生のダンスと映画を続けて見るってのが新鮮だった。その華やかで、日本のお正月っぽくて、どこかうら寂しい劇場の空気感、たぶん一生忘れられない。

☆ 悲劇より喜劇選びて初映画