永遠の年の瀬
昨夜は、こんな映画観た。
THX-1138 ディレクターズカット 特別版 〈2枚組〉 [DVD]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2004/09/23
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確かに『THX 1138』は、かなり実験的な作品。内容が暗いし、抽象的だし、ちょっと暗黒舞踏みたいなシーンまであるし、キューブリックっぽいミニマルな装置も含めて、ピリピリにトンガってる。へえ、ルーカスって、元々はこういう世界が作りたかった人だったのか、なんて、やや意外だったりもする。
それにしても、壁のない牢獄って、怖いなあ。地平線も見えず、どこまでもただただ真っ白なの。
この映画の面白いのは、何しろ40年も前の作品なので、特撮はCGじゃなくて、いろんな創意工夫で乗り切っているところ。予算と特撮技術が不足していても、頭脳を使えば面白いのができちゃうのだ。頭を捻って工夫してある分だけ、むしろ創造性が高いとも言えるし。スキンヘッドの未来人たちが押し合いへし合いする雑踏シーンが圧巻なのだけれど、10人くらいしかエキストラがいなかったんで、みんなで高速でぐるぐる回って大勢のフリをした、とかね。
SFも特撮も大好きだけど、CGを駆使した昨今のやたらにリアルな(その分、嘘くさい)、絵が飛び出たりするようなのは、それほど好きでもない。むしろ、知恵を絞りに絞って、限られた条件の中でなんとかやりくりした結果、嘘からハラリと誠が零れ落ちたようなやつの方が好きなのだ。
そして、今夜は、テレビでこんなのやってる。
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12月のチャーリーブラウンは、時空を越えて、永遠の年の瀬の中でジャズを奏でる。
私はスヌーピーに顔が(行動も?)似てるらしい。ラッコはいつもそう言う。
☆ 行年やまたチャーリーのジャズの鳴る