走れ、メロス!

昨日が背水の陣だったら、今日は立ってる地面の面積が更にじわじわ減った感じ。
しまった。砂地だったのか、ここは。
水が四方八方から攻めて来る。
それでも、現実逃避しつつ、なんとかなるなんとかなるとか弱まりつつある脳細胞軍団に念仏の如く唱えさせて夕方となる。進展はあるが、日暮れて道遠しとはこのことか。
ふらふらと出掛けた先で、
「あと48時間だね!」
と言われて、
「え!!!」
と現実に戻り、駆け足でラボに戻り、また作業。
あと48時間しかないとすると、
間にあうか間にあわないかのぎりぎりかもしれない。
走れメロス! 走れ!!
と、体はVにありつつも、心はどっか別の次元にある荒涼とした平野を走り続けている。
誰のために?
友達のために。
そしてそこで待ってくれている、みんなのために。
自分のために。
美のために。
いや、人間が人間であることのために。
なんて、大袈裟なことを考えて、勝手に感動して「ほーう」とか言ってる暇すらない。
とにかく、走るのだ、走り抜けるのだ、メロス!
間にあうかもしれない。それに。そこに。何かに。
走り出してしまったのだから、走り終わるまで、走り続けるしかないのだぞ、お前!

で、結局3時まで夜なべ。
徹夜と、寝ておいて明日走れる距離とを天秤にかけて、かろうじて寝る事を選択。
でも、結局夢の中でも走っていて、なんだかよく眠れなかった。

☆ 師走道夢の中まで走りたり