読み伸ばし

最近、ストレッチをしながら本を読むという変な技を編み出した。
体が異様に固いのはもともとなのだけれど、それを無理矢理伸ばそうとすると、体が反発してますます、きゅっと縮み込む。

体に感づかれずにストレッチする方法はいかに。
とじっと考えて思いついたわけでもないのだが、
ヨガマットを敷き、その上で開脚などしながら、文庫本を読む。
すると、ついつい本の内容の方に意識が行って、体がお留守になる。
ここが狙い目。
体の方は伸ばされているとは知らずに、リラックスしているので、
結果的にはいつのまにか、いつもよりずっと、まんまとヤツはストレッチされているのだ。

それにしても固い。
でも、ストレッチされた後は、かなり違いがある。
足先だって、なんとか掴めるようになったし。
毎日、朝晩、このストレッチ読書を続けてみよう。どこまで柔かくなれるのか。
1000冊読んで、蛸になりたい。

こちら、本日の一冊。

この人の閾 (新潮文庫)

この人の閾 (新潮文庫)

☆ この本もあと少しなり夕時雨