犬アカデミー賞
テレビをつけたら、何やらものすごく可愛い犬が映っていて、そのうち、あ、あの映画だと分かった。見たことはなかったのだけれど、家族の知り合いがエキストラでチラっと出たとか出ないとかっていう話を聞いていたのだ。最初は、子供向け動物映画だよね、とか思って見ていたのだけれど、そのうちやたらに泣けてきて、午後のソファーで一人で泣いてた。それは、この物語の舞台がNだからなのか。そして、Nが地震に見舞われた時に、私はVにいて、何もすることができなかった(やろうと思えばできたはずなのに)という懺悔の心があるからなのだろうか。それとも、単純に犬の純粋な健気さが心を鷲掴みにするからなのだろうか。
- 出版社/メーカー: 東宝
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犬の演技がすごい。犬アカデミー賞があったら、犬に主演(助演?)女優犬賞が与えられること間違いなし。なんでも、柴犬ってのは割とシレっとしてるので、感情的な演技(に見えるもの)をさせるのはかなり大変だったらしい。
子役の演技もなかなかのもの。欲を言えば、大人の俳優さんたちはもうちょっと在郷っぽい訛りなんかがあっても良かったかもしれない。ラッコはテレビをちらりと見て、牛の角突きが映っているので「九州の映画やってるよ」なんて言っていた。違うってば、NのYKですってば。へえ、Nにこんなところがあるのかって。そうだよ、牛の角突きも、錦鯉もあるし、この美しい棚田を見よ!
Nにいつか恩返ししなくては、そう思いながら泣いたのさ。
☆ 自由より此処がいいのか秋の蠅