私の顔もちょっと似てる

サッカーを観る。忙しいのだけれど、これだけは時間を作って観るのだ。別にどちらを応援しているというのでもなかったのだけれど、最後にはタコの予言が当ったのでカンドーした。昨日はこっくりさんでびびりきっていたというのに、タコの方は好きというのはどうも辻褄が合わないのだけれど、これが犬だとか鳥だとかならば、これほどの興味も好意も抱かないだろう。タコだからいいの。

海の仲間達の中でも、これが魚だったらそれほど興奮しない。予言サンマ。どうもピンと来ない。予言イカでもなんか違う。タコの八ちゃんという愛称がタコには与えられても、イカにそのようなフレンドリーな名前がついたという噂は聞かない。イカはどうも無関心そうでいかん(シャレじゃないよ)。そして、極端に走って予言いそぎんちゃく、予言ヒトデというのもなんとなくいまひとつ。何を考えている(そもそも「考えて」いるの?)か分からない度ではこちらの方がタコよりも高いので、じわじわと二択を選ぶヒトデなんてのも神秘的ではあるけれど、タコの方が庶民的だし、目とか口とかが人間の顔に似てるので、分かりやすい。そう、タコって、人間と顔つきが結構似てて、そして人間は自分に似てるものが好きなのだ。

というわけで、タコは人間に、なんとなく憎めないヤツという感じで愛され続けている。

V水族館に行くと、ラッコ&ベルガクジラの最強コンビの前にまずどうしても釘付けになるのだが、その次についつい長居してしまうのが巨大タコの水槽。ただし、いつも見える所にいるとは限らない。岩場の隙間には隠れるし、色は変えるし。V水族館にはもう5回くらい行ったけれど、はっきりとお目見えしていたのは一度だけだった。すごくでかい。タコと並んで大好きなのがクラゲ。こいつらはもう何がどうなっているかよく分からない生物なので、そのぽわぽわ浮かんでいる様をぼーっと眺めているだけでクラクラする(シャレじゃないよ)。

夕方、天気がいいので長い散歩。海辺まで。この大量の水の下にタコが何匹いるのやら。やっぱりタコは偉いなあ。何十万匹いてもこんなに静かだ。人間は自転車に乗ったり、犬を引き連れたりしている。夕陽絶景。

朝顔日記:23日目:双葉の真ん中から出て来た葉っぱ成長中。

☆ 夏痩や小さき犬の転びけり