すごく気になる

一日中、ごちゃごちゃと仕事をしていた。公演のチラシなどというものを作ってみたりしているのだけれど、よし、折角いろいろとソフトを持っているのだから、そいつらを使ってみよう、なんて始めてみたのはいいけれど、ちゃんと印刷屋さんに出す原稿をつくらなければいけないので、ファイルの形式だの、透明を統合するだのしないだの、フォントを埋め込むとかなんとかだの、細かい決まりごとがやたらいっぱいあることに気づいた。

折角印刷したのに、画像ボケボケなんてことになってはいけないぞ、とか、こういうことをやりはじめると、やたらに細部が気になる性格であることを今更ながら思い出す。答案用紙に名前を書いたかどうか3度確認しておきながら、回答の方はいつも見直し忘れるのだったし、文章が活字になるなんていうと、やたらに細かいミスが気になって、あ、・を入れるのを忘れた、だとか、をが抜けてる、だとか、もう気になって気になって気になってしょうがなくて、最後の最後まで校正を頼みこんだりする。その割に、後で1年くらい経って読み返してみると、気になっていた部分以外に、結構パラパラとたくさん間違いがあったり、内容そのものに重大なミスがあったり、でも、そんなところには当座は全然気づかないのだ。

印刷屋さんからの指示はすべて英語だし、えー、これを翻訳すると、日本語では何だろう何だろう、とかやっているうちにすぐに3時間くらい経って、ああ、こんなことやってないで、作品そのものを作らなけりゃいけないのにー、とか、重く重くプレッシャーが脳をかき混ぜ、そいつらが頭をどんどん混乱に導いて、それでも、丸一日くらいイラストレーターなどというソフトと格闘していたら、大体のことは分かって来た。大体、だけど。とにかく、印刷屋さんからの指令はなんとかクリア。さて、出来上がりは如何に。

☆ まひまひを探したる日や水溜