遂に?

雨。でも、今日は、雨が鬱陶しいなあなどということを言っている余裕すらない。朝から妙な胃痛。体中がまんべんなく痛い。熱を測ると37度ちょっと。遂に遂に、遂に来たらしいです、風邪。あるいは、もしかして、ひょっとして、インフル? きゃー。

今日は、と書いているが、本当のことを言うと、これを書いているのは昨日の明日の今日。つまり、風邪あるいはインフルが発症した翌日である。と、こんなどうでもよいことを書いているのは、インフル発症時には、とても暢気に日記を書いているような身体エネルギーが残っていなかったという事実を記録しておきたいからなのである。なんだか、やたら回りくどいな。まだ頭が高熱の攻撃から回復してないのかしら。

H1N1なのかどうかは不明。V市から配布された新型インフルエンザ予防のパンフレットによれば、「咳と発熱」がまず症状の第一に挙げられているんだけれど、咳の症状は特になかったし。喉の痛み、頭痛、お腹の不具合、そして発熱が主な症状。鼻水、吐き気などはなし。熱は一時38.5度くらいまで上がり、とにかく全身のワキワキするような痛みがものすごかった。邪悪なバイキンらが、全身の全ての細胞を↑こんな形の武器で絶え間なく突っついている図が一日中想像され続けた。

子供の頃から風邪は引き慣れていて、ちょっとした風邪ならば全然動じない方なのだけれど、今回の全身ワキワキは、これまでの体験の中でもかなり上位にランキングする凄さであった。横になっても、全然眠れないし、体を常に動かしていないと我慢できないくらいなので、寝返りを打ち続け、更にはベッドの中で貧乏揺すりなんかをしながら、とにかくバイキンらの突っつき攻撃を凌ぐ。「風邪は体のリセット」と言うけれど、まさにそんな感じ。とってもしんどいのだけれど、どこかホっと一息ついているような妙な安堵感もある。まな板の上の鯉。ええい、こうなったら、もう頭のてっぺんからつま先まで、まんべんなくつついてくれ! という心境。うーん、でもしんどい。青息吐息。

食欲もほとんどなし。脱水症状になるといけないので、なんとかジュースを飲んだり、お茶を飲んだり、ちょっとスープを啜ったり。後は、お腹の具合と相談しながらクラッカーをちびちびかじったくらいだった。

一日中横になっていたので、夜はソファでワールド・シリーズ第4戦を観戦してみたのだが。ソファに座っているだけで辛いので参った。いやはや、なんでしょう、コレ。H1N1ではないにせよ、なかなか手強いぞ、今年の流感。決して侮ることなかれ。