宿命のヨレヨレタイブ

ようやく日が照った。気温もまあまあ夏と認めていいくらいのとこまで上がって来た。ベランダの植物連中は小松菜を除いてイマイチ顔色が悪かったのだが、ようやく今日の日光で息を吹き返した感じ。特にトマトはかなり深刻。暑かった時には葉っぱをピンと伸ばしてぐんぐん成長してたのに、寒くなったらピタリと成長を止めて、なんとなく葉っぱや枝の緑色が薄くなって。しかも葉っぱもなんとなくしょんぼりと下向きで。所々、葉っぱが黄色くなってるところもある! ピンチ!!

これからトマトがものすごく成長することはなさそうな気配なのだけれど、毎日少しは光が射して、今実をつけてる分が青いまま枯れたりせずに収穫できることを祈る。冷夏がお百姓さんにとってどんなに大変なものかがほんのちょっとだけ分かったような気がした。

さて、獣との格闘も一段落したことだし、今日は全然違うことをしようと思って、朝から籠って書き物をやってみた。で、何故だかわからないけれど突然、タイプの練習をしようと思い立った。タイプは我流で指や手首をXとかYとかクネクネいろんな無理な形や角度に曲げて気合で打つという勝手方式で結構速く打てるようになったんだけど、なんていうか、エレガントじゃないし、しかも更に速く打てるようになるためにはやっぱり効率が全然悪いような気が突然し出して。

というわけで、ネットで見つけた教材なんかを使って、基本的なタイプ技術を朝っぱらから勉強してみたのだが。

難しい。長い間の癖ってなかなか直らないもんだ。それに、正しいタイブ技術で打とうと思うと、ものすごーーーーくスピードが遅くなっちゃうので、思考のスピードに全然ついていかない。鉛筆とかボールペンとか、タイプライターとかパソコンとか、道具(及びそれとの慣れ)によってどれほど思考というものの流れが影響されているのかを実感。で、やったら間違うし、指が戦慄くし、ものすごーく脳も肩も疲れて来たので、前の我流タイプに戻そうとしたんだけど、今度はそれもなんだかうまくいかない。ぐぐ。絡む指、乱れる思考。ウーム。

結局、新方式で2時間、旧方式で3時間くらいタイプしてみた。疲労。やっぱり旧方式の方が思考が流れる。しかし、前にシャーペンでノートに書き留めておいたやつなんかを新方式でパソコンに打ち込んでみると、ものすごーくノロくてミス多発で苦痛なんだけど、手書きの時は「この考え面白いじゃん」と思ってたようなのもゆっくりした思考で考え直すとぜーんぜん面白くなかったりして、全部ゴミ箱に捨てたくなった。少しずつ癖を直して旧方式から新方式に移行してみたいのだが、さて上手く行くことやら。昔から、ピアノの指使いも楽譜に書いてあるのを全く無視してメチャメチャに弾いて、よく叱られてたもんなあ。そのお陰で、ピアノもある程度以上は上達しなかった。怠惰な指。ヘビーな癖。我流な性格。ああ。直んないかも。そしたらこのヨレヨレタイプでずっと行くのか。

頭も肩も指もロレロレに疲れたので散歩いこっと。今日も夕焼けが透明で奇麗。