人の心の沁み入る間

最近、続けて観て、好きになった監督、イ・チャンドン

まずこれを観た。

それから、これも観た。

どちらも、画面が呼吸している。
感情が言葉ではなくて、映像そのものに宿る。
とても悲しいようでもあり、でも密かな喜びがあり、
それでやっぱりいとおしく切ない。
映像も音楽も控えめだけれど、だからこそ、そこに人の心の沁み入る間がある。

こういう視線で世界を見ている人がいるっていう、
それだけで優しい気持ちになる、
そんな映画。