春の雪

朝起きたら、驚きの雪。
しかも、空が真っ白になるくらいに降り続けている。
積もるかな、変だな、春なのに。
と思っていたら、案の定、停止。

そのまま路上の雪は溶け、
午後には晴れになった。

「月様、雨が」
「春雨じゃ、濡れてまいろう」
というのは月形半平太だが、

「月様、雪が」
と言ったら、なんと返ってくるだろう。
やっぱり、傘はさすまい。

春の雪は冬の雪と違って、明るい空へと昇って行く。