落葉

久々に、自転車に乗った。気持ちのいい秋晴れ。とはいえ、もう風は寒い。途中、近所の画材やさんにも寄ったのだけれど、なんと閉店してた。このところこの界隈ではコンドミニウムの建築ラッシュで、ビジネスの立ち退き続出。まあ、もともと倉庫街みたいなところで、家賃が安いのでやってたビジネスも多かったんだろうな。

それにしても、こんなにたくさんコンドミニウム作っちゃって、大丈夫なのかな。そもそもこの街に住んでいる人の人数自体が少なすぎる気がするのだけれど。

秋乗りのハイライトは紅葉。ホームセンターの駐車場に植えられてる木の色で既に感動してしまうので、公園や山なんかに行ったらたぶん大変なことになる。

自転車を停めたら、はらはらと葉っぱが手元に落ちてきた。
黄色い、小さい、楓の一種らしき葉っぱ。
まじまじと見た。
イキのいい落葉というのも変なものだけれど、この落葉は新鮮で、なんとなくこっちに向ってニコニコしているようなヤツだったよ。
落葉というのは、何となく物悲しいと思っていたけれど、樹の身にしてみれば、全然そんなことないんだろうな。あれは、ニコニコニコニコしながら、落ちていくらしいんだよ。