集中

到底、間に合わない。奇跡でも起こらない限り。
と、本日、突然思った。
作品の締め切りが迫っている。
いよいよ、難所にさしかかる。
サウンドの作成。これが、いつも一番時間がかかる。

公演の日までの日数を数えてみて、ゾゾっと来た。
一分のサウンドを作るのに、まあ100倍の時間がかかるとして...
いや、50倍くらいでなんとかなるかも...

と、計算している間にも時間は過ぎるわけで、
こういう計算などしている時というのは、感覚がいまいち冴えてないのである。
奇跡を信じて、没頭。これしかなさそうだ。

こんな日にも居合の稽古に出掛けたのだが、
稽古を始める時の顔と、終った時の顔が、
全然違うことに気がついた。
ぼへへーんと拡散してたのが、中心へキュっと集まった感じ。
集中、というのは、どうやら人の顔まで変えるらしい。
面白い。

☆ 稽古する君の横顔夏の宵