カメラがない日には

花があまりにも満開らしいので、雨が降らないうちにとV秘密の花園へGO。
この前ここに来たのは、樹々にクリスマスの電飾が踊ってた頃だったのに、もう花だよ。春だよ。
まだ冬枯れからようやく若芽という種族もいるが、躑躅木蓮、桜が満開。
さすがに植物園ということで、珍しい種類の桜が多くて、ほとんどがしだれてる。
普通のソメイヨシノが見たい気もするけれど、しだれ桜の下には本当に花の精が立っていそうでこれも素敵だ。

桜には、鳥ならぬ写真愛好家が群れ成していた。みんないいカメラ持ってるなァ。パシャケシャクシャ。
あんなに左右上下後ろ前あらゆる角度から撮られては花も恥ずかしいことであろう。
もう散策してる人のほとんどがカメラを持っていて、カメラがなかった時代には人は花を何を通して見てたんだろうかとか思ってしまうくらいだ。
桜を撮るフリをして、同行の花(女子)を撮りまくる男子の姿も多数。

カメラがなかった時代には、やっぱり歌を通して花を見てたんだろうか。あっちでも詠む、こっちでも詠む、そんな感じで。

☆ 足すものも 引くものもなし 花の雲