30年分の刺激

今日は雨。久々に冬のVらしい天気。これでもうちょっと寒くなると山の方が雪になるのだけれど、あんまり寒くありませぬ。
街中の人間の数は確実に増加中。選手村そばのキャンビー橋は自動車通行止め。その橋を夕方頃からたくさんの人が渡って行くので、なんだろうなあ、と思っていると、夜9時頃に今度はまたすごい人の波がダウンタウン方面からこちらに向って返って来る。なんだろうなあ、なんだろう。

ダウンタウンに住む知人に尋ねたところ、開会式のリハーサルが行われた模様。入場料を取って観客を入れてたらしいです。なるほど。でも、それを今日見ちゃった人は本番にはちょっと興ざめだよね。推理小説の結末を知ってるみたいな感じで...。(と、負け惜しみ)

Vは1986年の万博以来、とっても静かな毎日を送っていた。それが、2010年春(冬か...)遂に来た30年来のコーフン。何しろ30年分のコーフンを二週間で消化しようというのだから、街は大変なことになっている。もう街中の人がなんだかよく分からないけれど、みんな地面から数センチフワフワと浮いているのである。
一つの街がこういうフワフワ状態、判断不能のコーフンに巻き込まれるのは、「祭り」というのがあるけど、オリンピックというのも一種の祭りですね、要するに。祭りがあると「そこに巻き込まれたい欲望」が人間の中にムクムクと沸き上がる。踊る阿呆に見る阿呆...というあの文句と同様、巻き込まれたいのだ、祭りの渦の中に。

それにしても30年も待った祭りのアト、ってのは想像しただけでもちょっと怖い。ものすごい角度で落下して行きそうで。

というわけで、サラダ記念日風に一首作ってみました。

「30年分の刺激を2週間で下さいな、って そういう生き方でいいのね、V。」

本日は雨によりパパラッチは写真撮影をさぼったので、昨日より一枚。

開会式が行われるのはこのBC placeという場所。インドアでやるのは、すごく珍しいらしい。結構小さいよね。何人くらい入れるんだろう?