節分の分節

節分決行
横綱引退
五輪間近
春風少々

日常というのは波乱やドラマに満ちているようでいて、要約してみると普通名詞の平凡な組み合わせに過ぎなくなる。本当は単語の裏や隙間にいろんな味わい・感慨・メランコリー・高揚感などが潜んでいるのだけれど。

どんなことがあっても、どこにいても決行する節分。ご近所さんに遠慮しつつ、オニワソトと魔を退散。フクワウチと春を呼び込むと、なんだか部屋の中が一目盛り明るくなった。やっぱりいたのか、ミニ魔。

などと思っているところに横綱引退のニュース。いろんなことがあったとはいえ、一時代が去った感慨は、寂しさを伴う。節分という分け目にそれが起こったことが偶然には思われぬ。

五輪のボランティアさんは鮮やかなブルーのジャケットを着ている。Vの空と海を色見本でえいっと選ぶとこの色ということになるらしい。この青軍団の数が毎日増えている。どんな人がボランティアするのかな(する時間があるのかな)と不思議なのだが、定年退職後? のシニアが多いみたい。まっさらの青ジャケットで嬉しそうに通勤中。

今夜は風の中に、春がひとすじ混じってました。節分を過ぎるとこのひとすじがふたすじになり、やがて光の帯となり。春はもうすぐそこです。