クリスマス映画の名作達
この季節になると、テレビのどっかで毎日のようにクリスマス映画をやっている。数年前まではクリスマス映画というと必ず見るのが『How the Grinch Stole Christmas!』だったんだけど、ここ数年必ず毎年見るクリスマス映画ベストワンは『rudolph the red-nosed reindeer』。特に、大きなツリーの先に☆をつける係になる雪男のキャラクターが大好き。歯を抜かれちゃうところはちょっと可哀想だけど、彼のつやつやもさもさの銀色の毛のなんとも言えぬ色合いを見ると、毎年、ああまたクリスマスが来たなあ、ああまた一年が暮れて行くなあと、ひっそりじーんとした心になる。
この二つと『A Charlie Brown Christmas』は北米では必ず毎年、テレビで放送される番組。実はこの3本のどれもが、テレビの子供向けクリスマス特番として1960年代に作られたんだって。どれも大好きな、宝石みたいなアニメーション。何度見ても楽しくて、変てこで、心がすっと生まれ変わる。60年代の底力を感じます。日本でも翻訳版なんかが放送されてるのかしら。されてないとしたら、勿体ない。子供の頃、大晦日になぜかスヌーピーが放送されてたのは、不思議にワクワクそわそわする一年の終わりの日の特別な空気と一緒に、とてもよく覚えているのだけれど。
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最近でも、クリスマス映画ってのは毎年のように新しいのが作られてるわけだけれども、この世界にいる限り必ずクリスマスには毎年欠かさず見たいと思える映画は、なかなか登場しない。ジム・キャリーの実写版の『グリンチ』なんてのもあったけれど、ドクター・スースの絵本の素晴らしさ&アニメーション版の楽しさと純粋さを知っているので、人間が演じるグリンチなんて嫌だ嫌だと、見る気も起きないしな。
その中で、去年チラっと見て、やたら笑ってしまい、今年もテレビでやっていたので最初から最後まで見てやっぱりガハガハ笑ってしまったのが『エルフ~サンタの国からやってきた~』。
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ハリウッド映画のコメディの雛形に嵌ったような映画だけれども、なかなかにクリエイティブ。どう見ても普通のおっさんが、エルフ姿でNYを駆けずり回る姿だけで、笑っちゃう。特殊メイクや特撮に頼らずに、脚本や設定のヒネりと主演のウィル・フェレルの芸で魅せているところが素晴しい。クリスマス映画の定番に加えることに、決定。