脳内配線、刺激さる

朝、モーレツに台所の掃除。いや、手強い、この家。磨いても磨いても、まだまだ磨くところあり。そしてモノの叛乱。収納が決定的に足りないのか、それともモノが多すぎるのか。その両方であるらしい。

さて。本日のメインイベントはペーパードライバー教習。もう10+年の年季の入った紙運転手である私。日本でもV市でもどーにも怖くて自動車に乗れない日々が続き、それが自己嫌悪を呼び、自尊心を傷つけ。というその前に、車じゃないと行けない場所には人様の助けを借りない限り決して行けない始末。ザ車社会であるV市A大陸などでは、車に乗れないってのは、まさに死活問題なのだ。

しかし、左ハンドルであるV市でいきなり運転するのも怖すぎる。しかも、V市の運転者かなり運転荒いしなあ。歩行者はどこでも渡るしなあ。車マニュアルシフトだしなあ。

というわけで、日本語で教えてもらえるこのチャンスにちょっと乗って勘を戻しておきたいというのが今回のねらい。

個人教習所の先生は、い〜感じにユルいN地方特有のおじさん。いきなり路上は怖すぎるので、本日は免許センターのコースで練習することに。

いや、怖かった。焦った。エンストした。肩凝った。

手と足と、頭と目と、心と。もうバラバラなんだよな、どうにも。反射速度も鈍っているのだろうが、えええっと、ブレーキ踏んでえ、クラッチ踏んでえ(なんと教習者はマニュアルシフト)、サイドブレーキ降ろしてえ、まずはウインカーだしてえ、ブレーキ離してえ、アクセル踏んでえ...などと、いちいち考えるのだが、考えると順番がぐちゃぐちゃになり、手足を動かす所につながっている頭の配線のつなぎまちがい多発。ま、老化現象も入ってるな、コレ。V市でタップダンスのステップを必死に覚えようとしてる時と似ている。考えると間違える。頭がおっとっとと遅れ気味でどうにも足がもたついてもつれる。それでも、何度も左折右折を停車発車を繰り返しているうちに、頭の配線が少しだけつながってきたような。いや、まだまだ。ふう。

ええ具合にユルい中にも眼光鋭いベテラン教習員の先生は「ま、ともあれ運転 "みたいな"ことはできてるみたいだね〜。ははは。全くの初心者じゃないもんねぇ〜。免許もってるんだもんね〜。ははは」などと、笑っておられる。大丈夫なのだろうか。絶え間ないエンスト、ドドドドガガガガっというクラッチが摩滅するいやーな音、2速に入れようとして4速、などという冷や汗たっぷりの時間のあとで、ああいう平然とした顔をしていられるというのは、さすがプロだな。私は疲れた。

明日はなんと早くも路上練習だそうだ。こんなに脳と手足の配線が滅茶滅茶モンスターがこのまんま路上に出ちゃっていいのだろうか。コワすぎ。 N市の皆様、明日は路上がヤバいですぜ。要注意。