人の気配

本日カナダはビクトリア・デーという国民の祝日
Vもやたらに静かです。
曇天。昨日から雨模様。
ロング・ウィークエンドといって、祝日を加えて長い週末になるので、
普通こちらの人はどこかに泊まりがけで遊びに出掛けたりするらしい。
え、月曜日休みなの? と素っ頓狂な声を発したくらいで、
自分には全然休日という意識がなかったので、
どこにもでかけず、
街が普通よりも静かな普通の一日として過ごすこととする。

テレビのない生活で映画をやたらに観るようになったのだけれど、
最近、こんなのも観た。

セサミストリートマペットで有名なジム・ヘンソンフランク・オズが監督したSFファンタジー
登場するのは全て人形。
と言っても、セサミストリートマペットとはかなり雰囲気が違う。
中に人が入ってそうなデカいやつもたくさん。
しかもストーリーがダークなんだよね。
なんでもCGで作っちゃう今の映画からすると、作り物感いっぱいなんだけど、
CGで作った世界よりも、なんだかワクワクするのは何故なんだろう。
もちろんCGだっても人が作っているのだけれど、
人力で直接動かしてる人形から滲み出る人間パワーの魅力には叶わない。
コレ中に人が入ってるのかなー、とか、
ここのカット割りは人形遣いが映らないように工夫してるなー、とか
ここの素材は何でできてるのかなー、とか
手で触れる世界の、人の呼吸が楽しい。

かなりの汗が映像の後ろに流れている、これ。
椅子に座って頭抱えてては絶対生まれない、人熱アート。
こういうの、好き。