どこに向けての声

ケータイはあらら、といううちに見つかった。
しかし、それまでの数時間の間に、凹んだことといったら。
ケータイなくしただけでこれなのだもの、もっと大切なものをなくしたら。

フと今日思うこと。
さて、こうして書いているこの声はどこに向けての声。
それを問わぬままに幾年月。
どうやら軌道修正の時がまた近づいてきたようだ。

ケータイどこにあったって?
あやつ、ベッドの奥底で寝てた。

なくしたものを見つけた時の嬉しさは、良寛さまが教えてくれていたっけ。
あの、見つけたものを再び投げ捨てるこころの軽さ。
執着を一緒に青空に捨てる後ろ姿のライン。

このところ、道元の本を読んでみたりしている。