悪夢
観なきゃよかった、と思う映画というのは時々あるが、デビッド・クローネンバーグの映画は、相性がよほど悪いらしく、観た後に必ずげんなりする。
そしてまた、やめておけばいいのに、カルト映画とも呼ばれているコレを昨夜つい観てしまった。
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どちらかと言うと、観なきゃよかったと思った。
途中、なかなかキャッチーなセリフが多くて、
しかも、とあるビデオを観ると脳内に新たな脳が生えてくるとかなんとか、ビデオ映像が世の中に溢れ出した頃の人々の怖れをダイレクトに表現してるとも言えて、面白い部分もあるのだけれど。
呼吸するテレビとか、スプラッターとか、なくてもいいんじゃないかなとこちらが思うような部分に一番力が入れられているような映画で、これはまあ趣味が合わないということにしておこう。
それにしても、主人公がビデオカセット(ベータ形式?)を持ち歩き、どでかいプッシュフォンで電話する風景に時代の経過を感じつつ、それでも全体の映像は古さを感じさせないところがさすがだな、とも思いつつ。
夜、悪夢を見てうなされた。
余りにストレートで、笑ってしまった。
新たな脳が生えてないといいけど。