初日のこころ

初日終了。
いやはや緊張した。
思えば、初日があって中があって楽日がある公演って久しぶり。
ベルギー時代は3日とか、5日とか、長い時には一週間くらい連続公演なんてことが常だったのだけれど、ここのところ一夜限りの公演が続いてたので。
しかも今回は、一夜に20分くらいの作品を4回ずつ公演するという力技。4日で17回公演するという、体力勝負の日程なのだ。

初日って、何度経験しても、やっぱり緊張する。
思いがけない細かなアクシデントなんかもあって、
あー、そうだった、舞台ってこういうものだった、と
思い出した。
舞台には魔が棲んでいる、とかね。
まあ、そいつがいないと、出来不出来なんてものもなくなってしまうので、
それが生の舞台の魅力でもあるわけですが。
一回、観客20人というとってもしみじみとした時空間の公演なので、
観客の息づかいまで伝わって来て、いろんな意味で凄かった。
こちらの心理まで観客に読み尽くされているような、まあとっても親密な空間なんである。
4回やってみると、4回とも、エネルギーが全然違う。
こちらも、あちらも。

明日はなんと5回公演。
なんとか初日が無事開いたので、
明日からは少し楽しんでパフォーマンスできそう。
長丁場、体調管理もしっかりとー、なんてことも、
そうだった、そうだよね、と思い出した。